初詣は喪中で祖父母を亡くしている場合でも行って良いのでしょうか?
どうするか判断に迷うこともありますよね。
神社に参拝する場合のマナーや考え方についてまとめました。
喪中のため悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
初詣は喪中で祖父母を亡くしている場合どうする?神社に詣でても良い?
初詣に喪中でも行って良いのか?というのは悩みますよね。
明確な判断基準が分からない方は多いと思います。
というのも現在さまざまな考え方をする方がおり、一概にこうであるべき、とは言い難い状況なのですね。
ですが多くの方によろしくないとされるのは「忌中」の期間に参拝することです。
亡くなってから日も浅く、まだ悲しみも深い期間ですよね。
葬儀が仏式であれば四十九日、神式であれば五十日という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
さまざまな意見がある中でもこの期間中の参拝は避けるべきという意見が大多数です。
ただこれ以降は神社に参拝しても良いと言う方もいれば、忌明けでも喪中の間は参拝してはならないという方もいらっしゃいます。
初詣はハレの行事ですので、それを汚さないための配慮だというのもあるでしょう。
後で詳しく説明しますが、これは神社という場所にも多少関係があります。
忌明け後に参拝するかどうかは、自分の気持ち次第というところもあるのではないでしょうか?
自分がまだ深い悲しみの中にあるというのであれば、やはりおめでたい行事にあたる初詣は控えるべきでしょう。
忌明けであるのでしたら、まずは自分の気持ちと向き合い、その上で判断されてはいかがでしょうか?
初詣は喪中の時どうする?判断の仕方とは?
初詣に行く、行かない、の判断基準として「忌中」もしくは「喪中」であるというのが大きく関わってきます。
しかしそもそも「忌中」や「喪中」がどの程度の期間なのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
神式で葬儀をした場合は50日祭、仏式で葬儀をした場合は49日法要、これらが「忌中」の期間と考えると良いでしょう。
では「喪中」というのはどのぐらいの期間を指すのでしょう?
忌明け後は喪中といいますが、実はこの期間が曖昧です。
昔は法令によりきっちり期間が定められていたのですが、現在では地域や宗派に任されておりさまざまなのですね。
ただ今でも父母が亡くなった場合などは1年間は喪に服すのが一般的な傾向です。
昔は祖父母に関しては父方が150日、母方が90日と定められていました。
夫と妻でも13ヶ月、90日というように期間が違います。
この法令が定められた明治ではまだ男尊女卑の傾向が強かったのでこのようになっていたのでしょう。
現在では明確な期間は定められておりませんので、これに従う必要はありませんが、今でも1つの目安になっているのは確かです。
だいたい祖父母であれば3ヶ月~6ヶ月くらいが喪に服す期間ではないでしょうか?
喪中とはそもそも気持ちのものなのですが、自分ではどう判断して良いか分からない場合、この辺りの期間を目安に考えてみても良いかもしれませんね。
初詣は喪中の場合神社に行ってもよいのか?
身内に不幸があった場合、初詣で神社に詣でても良いものか悩みますよね。
神道では人の死を穢れだととらえますので、身内が亡くなったときは神社に足を踏み入れてはならないなどと言われますね。
神様や他者へ穢れを移さないための配慮です。
しかしずっと神社への参拝を遠慮しなければならないのかというとそうではありません。
遠慮すべきは「忌」の期間中です。
こちらは神社本庁のホームページを確認しても分かるのですが、「忌」の期間である五十日を過ぎれば神事を再開しても差し支えないと考えるようです。
(地域の慣例がある場合はその期間に従う)
したがって初詣に行っても良いか、という判断基準としては五十日を基準として考えるのがベターでしょう。
もちろん気持ち的な問題で、忌明けではあるが喪中なので縁起が悪く感じる、など何かしら引け目を感じるようであれば控えるのが良いと思います。
初詣は決して強制されるような行事ではありません。
初詣は感謝の気持ちを神様に伝えるものですのでそのような気持ちで参拝するのはなんだか違いますよね。
いずれにせよ大事なのは自分の気持ちです。
初詣は強制力のある行事ではないので自分の心とゆっくり向き合って考えてみてはいかがですか?
まとめ
身内に不幸があった以上、初詣に行っても良いのか迷うことはあると思います。
絶対的な決まりはありませんが、忌明けというのを1つの目安としてみてはいかがでしょうか?
初詣に行き自分が神様としっかり向き合える状態かどうか、今一度考えてみて下さい。
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