読書レポートの書き方はどのようなものでしょう?
社会人が会社へ提出するのに適切な内容をまとめてみました。
会社から急に読書レポートの提出を求められると悩んでしまいますよね。
そう簡単に書ける人ばかりではないと思います。
書くべき内容から文章構成、書き方のコツまでまとめてみました。
何を書いていいか分からないという人は、良かったら参考にして下さい^^
読書レポートの書き方
読書レポートはどのように書いたらいいのでしょう?
会社から提出を求められたとき、適切な内容というのがよく分からないこともありますよね。
読書感想文とはっきり言ってそう大差ないのですが、どちらかというと読書レポートの方が堅苦しく、感情があまり入っていない文章を想像してもらえればと思います。
会社によっては読書感想文のような内容でもOKというところもあるようですし、厳しく指定がない限りはそこまで気にすることでもないでしょう。
では一体社会人の『読書レポート』とはどのように書くのか?
さっそくみていきましょう!
読書レポートに社会人が書くべき内容
読書レポートに社会人が書くべき内容は何でしょうか?
まずはこれが分からないことには始まりませんよね。
読書レポートには主に、
・自分の意見や批評
といったものを書いていきます。
いわゆる感想のようなものを入れても構いません。
ただこれだけだと社会人の読書レポートとしては少し微妙です。
大学生の書く読書レポートと同じようなものになり、“社会人”の書くものとしては物足りない出来になってしまうかもしれません。
まぁ上の2点でもOKだとは思うのですが、より社会人のレポートとして相応しいと思ってもらうためには、
を意識するのも大事です。
こちら【読書感想文の書き方 会社から課題として出された場合の構成やポイント】の記事でも触れているのですが、自分の業務内容や会社での役割と結びつけるとより良い文章に仕上がります。
本を読んだただの意見よりも、「この本を通して仕事に活かせる部分が見つかった!」というような内容のほうが、提出される会社側としては好印象を抱くでしょう。(より詳しい内容は上のリンク先の記事も見てもらうと参考になるかと。)
社会人の読書レポートに書くべき内容というのは、
・自分の意見や批評
・それらを仕事と結びつけた文章
だと思っておきましょう。
読書レポートの書き方:文章構成
書くべき内容を把握したところで文章構成も確認していきましょう。
レポートの場合パターン(型)の通りに書けば、それなりのものに仕上げることが出来ますからね^^
読書レポートの文章構成は、以下の通りです。
・本論
・結論
レポートの場合はとりあえずこの構成!というくらい定番の型なので、覚えておくと役立ちますよ。
それぞれどんな内容を書くのか?という点について、詳しく見ていきましょう。
序論
序論では本の内容や要約を書きます。
ただしこの本の内容や要約というのは1~2行くらいで簡潔にまとめてしまうのがベスト。
読書レポートのメインはあらすじを書くことではありませんからね。
序論では本の内容や要約から入り、問題提起も行うと良いですよ。
問題提起と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は自分が一番語りたいポイント、話すテーマについて触れるということです。
つまり「これから○○について話します!」ということをお知らせするということですね。
問題提起やテーマの範囲選択
問題提起やテーマというのが難しく感じる人も多いと思うのですが、こちらは出来るだけ「本の一部分」を取り上げるのがおすすめ。
あまりにも全体を通してのテーマを選んでしまうと、本論を書くのが難しくなります。
といっても伝わりにくいと思いますので、例を見ていきましょう。
本全体を通しての変化なので、何を書くべきかの判断が非常に難しくなる。
範囲が広すぎて取り上げるべき内容の選択が難しい。
問題提起(テーマ):この時主人公がこの行動に出た理由はどこにあったのか(1つの場面)
1つの場面を取り上げているので、主にそのシーンで感じた意見や批評を入れていけば良い。
狭い範囲のことを深く掘り下げて書く方が、内容にも迷わずオリジナリティも出やすい。
あれもこれも書こうとすると、情報の選択が難しくなります。
ですから読書レポートでは、自分が特に気になった部分などを取り上げて書くのがおすすめですよ^^
本論
本論では自分の意見や批評を述べていきます。
これは、序論で行った問題提起やテーマに対するものです。
問題提起(テーマ)に対して、
・根拠(自分がこのように主張するのは、○○だからという根拠←○○というのは本文抜粋やその他データのようなもの)
・具体例(自分はこのような経験をしたことから~、など、仕事上の経験などもあげられると尚良し)
という3つの要素を順に述べていくと、分かりやすく説得力もある文章が完成しますよ^^
結論
結論は言わば全体のまとめです。
序論と本論の内容を改めてまとめて締めくくります。
このとき、自分の意見を述べるだけでなく、その本が自分に与えた影響なども入れていくとGood!
社会人ですから「この本で得たことを仕事にも活かしていきたい」といった形で締めるのもありですね^^
読書レポートの書き方のコツ
読書レポートの基本的な書き方についてご紹介してきましたが、出来れば楽に書きたい、コツのようなものがあれば知りたいという人もいるでしょう。
あと書き方や構成が分かっても実際に書くとなると書けないなんて人もいるかもしれませんね。
ここでは「何を書けばいいか分からない」ということがないように、手順ごとにコツを押さえていきたいと思います。
書く内容に悩んでしまう人は参考にしてくださいね^^
本の内容や要約の仕方
まず序論で書く本の内容や要約が難しいという人もいるかもしれません。
とりあえずチェックしたいのが、
・目次
・あらすじ(よく本の最初や最後に載っていますよね)
題名というのは、著者がその本に相応しいと思って付けているものでしょう。
意味が感じ取れないケースもあると思いますが、なるほど!と思うようなタイトルも多くあると思います。
目次ではだいたいの本の流れを認識できますよね。
目次の言葉だけでは分かりにくい場合、自分の言葉で「この辺りでこんなことがあった」というのをメモしておくといいでしょう。
本論で内容の振り返りをしたい時にも役立ちます。
あらすじは内容を簡潔に分かりやすくまとめてあるものが多いので参考にしやすいです。
ただ結論のようなものには基本的に触れていないので、その部分は自分で考える必要がありますね。
本の内容や要約は、細かく詳しく書く必要はありません。
題名や目次からざっくりと読み取れるようなことをまとめればいいですよ^^
問題提起やテーマとして取り上げる内容
本論で重要になってくるのがどのようなことをとりあげるか。
問題提起やテーマというのは非常に悩んでしまうポイントだと思います。
社会人の読書レポートとして書くならば、やはり仕事に結びつけやすいものがいいですよね。
・初めて知ったこと
・素晴らしいと感じた行動
・自分では思いつかないであろう発想、考え方
このように感じたシーンがあれば、その辺りをメインに問題提起やテーマとして扱うのが良いかと。
実際に問題提起するときは、そのシーンについて
「○○という言葉にはどのような意味が込められているのか」
あくまでも感じたことというのは、意見や批評に活かしていく、またはそちらが書きやすいという参考ですからね。
このような場面から問題提起することにより、仕事と関連付けた意見を述べやすくなります。
読書レポートを書くからには、そこから何かしら学びがあったとするのが望ましいと思いますよ。
また、これ以外の考え方としては、
というのもありです。
一体この本を通して著者は何を伝えたかったのか、筆者の意図を汲み取り考察するのもレポートとしてはありです。
その本のテーマや著者がなぜこのような本を書いたのか、といった情報は調べれば出てきますよ。
会社から本が指定されている場合、「その本を指定した意味がある」ことも考えられます。
ですから著者の考えをメインとして扱うかどうかに関わらず、こういった点はチェックしておくのがおすすめですよ。
自分の意見や批評の書き方
自分の意見や批評の書き方は、先にも触れましたが
・根拠
・具体例
「なぜなら△△と述べられていたからだ」(本文の文章、時代背景、一般論、その他データなど)
「つまり□□というのは××であって~」(著者の生い立ち、自分の経験など)
簡単に言うとこんな感じなのですが、この流れで書くだけでそれなりの仕上がりにはなると思います。
著者の生い立ちや自分の経験などは、具体例だけでなく根拠としても使えたりしますよ。
中でも自分自身の経験というのは、読書レポートにオリジナリティを出す意味でとても有効なので、ぜひ取り入れてください^^
読書レポートの書き方 社会人編まとめ
読書レポートの書き方は参考になったでしょうか?
社会人の場合、仕事と結びつけて文章を書くのがおすすめです。
・本論は自分の意見を主張したうえ、その根拠や具体例を述べる
・結論は今まで述べたことを改めて簡潔にまとめ、最後に仕事への前向きな気持ちで締める
だいたいこのような感じの流れで書いてみてはいかがでしょうか?
悩んでしまう人はこちら↓の記事も参考にしてくださいね^^
読書感想文の書き方 会社から課題として出された場合の構成やポイント
会社が何を求めて課題を出しているのか、というのを知っておくのも重要ですからね。
ぜひ役立ててみてください^^
コメント