SAIを使用して線を引くとガタガタに見えたりギザギザに見えたりすることがあるかもしれません。
ペンタブの故障などでない場合、何か設定に問題があるのかもしれませんね。
線が汚く見える原因と考えられる改善策についてまとめてみました。
もしかしたらデジタルイラストならではの理由でそのような状態になっているかもしれませんよ。
悩んでいる方は参考にしてみて下さいね。
saiの線がガタガタに見える理由とは?
saiの線がガタガタに見えてしまう理由とはなんでしょう?
特に初心者さんだと原因が分からず悩まされることも多いかも知れませんね。
ペンタブなどの不具合でない場合、それはデジタルイラストならではの理由かもしれませんよ。
(ペンタブが原因の場合はこちら→ペンタブの不具合?解決策は?)
デジタルイラストというのは小さな四角の集まりで出来ています。
つまり拡大してみれば少なからず「ガタガタ」な状態が普通なんですよね。
もしかしたら常に拡大した状態で描いていて、ガタガタの線しか引けないという状態もありえるかもしれません。
この場合は拡大せず元のサイズで表示しながら描いていくと線が必要以上にガタガタということはないかと思います。
新しくキャンバスを開くとsaiの画面下部に【新規キャンバス,sai ○○%】という表示があります。
この%が100以上になっていればガタガタに見えるのも仕方ありません。
デジタルイラストの場合、拡大すれば四角い点の集合体がより鮮明に分かりますからね。
(参考:100% → 300%)
では拡大していないけれどガタガタに見える場合どのような原因が考えられるでしょう?
ガタガタになる原因として、ピクセルサイズやアンチエイリアスが考えられます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
saiの線がギザギザに見えないようにするにはどうすれば良い?
saiの線が綺麗に見えない原因として、ピクセル(pixel)が関係しているかもしれません。
ピクセルというのはデジタル画像の単位を表します。
普段どのくらいのキャンバスサイズでイラストを描いていますか?
やたらと小さいサイズに描いているなら、それが原因になっているかもしれません。
デジタルイラストというのは四角い点の集まりで表現されているものですから、1つの点の大きさが大きいほど一つ一つの境目が目立ち、ギザギザに見えてしまいます。
大きな四角を組み合わせるより、細かい四角をたくさん組み合わせるほうが、断然滑らかに見えるわけですね。
つまりどうすれば良いかというと、キャンバスを作成する時に、幅や高さを大きくすれば良いのです。
これにより細かい四角で描くことが出来るのでギザギザは目立たなくなりますよ。
ファイルのピクセルサイズが大きいほど、拡大してもガタガタは分かりにくいですからね。
線がギザギザになってしまう場合、一度キャンバスサイズを見直してみましょう。
saiの線が汚いのはなぜ?改善するための方法は?
線が汚く見える原因として、アンチエイリアスが考えられます。
アンチエイリアスとは、線を滑らかに見せるためのぼかしのことですね。
四角がはっきり分かるより、周りがぼけている方が滑らかに見えるというわけです。
ただしSAIは基本的に2値ペン以外はアンチエイリアスが効いているツールです。
ですから2値ペン以外を使っているのにガタガタに見える場合はアンチエイリアス以外の原因になりますね。
ちなみアンチエイリアスがついている鉛筆ツールと2値ペンの差はこんな感じです。
2値ペンのほうは四角で構成されているというのが良く分かりますよね。
2値ペン以外を使っても滑らかにならない場合、ブラシ輪郭を柔らかめに設定したりしてみてはいかがでしょうか?
それぞれのツールで詳細設定が出来るようになっているので少し数値をいじると改善されるかもしれませんね。
濃度を下げてみたりしても見栄えはだいぶ変わってきます。
また、細い線で描くとギザギザが気になるというケースも多いので、キャンバスサイズを大きくして太めのブラシで線を引いてみるのもありだと思いますよ。
試してみて下さいね。
まとめ
線が綺麗に見えない原因はいくつか考えられます。
いろいろ試してみると改善するかもしれないので、参考にしてみて下さいね。
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