信用と信頼の違いはどのようなものでしょうか?
その意味や使い方をまとめてみました。
「信用」や「信頼」という言葉が多用されているときに、これってどう違うの?使い分けてる?なんて疑問を抱くこともありますよね。
もしかしたらその使い方になんだか違和感を感じた経験もあるかもしれません。
似たような言葉でもその差を認識することで、いろいろな場面で物事への理解がしやすくなると思います^^
難しい文書や堅苦しい場面だけでなく、小説などの文章をより深く理解することにも繋がるかもしれませんね。
私なりに解説してみましたので、良かったら参考にして下さい!
信用と信頼の違いとは?
信用と信頼の違いはどのようなものでしょう?
よく似た言葉ですが、この2つには違いがあります。
まずは広辞苑で調べて見た結果を載せますね。
しん‐らい【信頼】:信じてたよること。
読んで字の如く、とは言いますが、これだけでは正直2つの言葉の差は分かりづらいですよね。
まぁなんか似たような感じなのでは?と思う人も少なくないかと。
まずは分かりやすいように、それぞれの言葉の意味をもう少し詳しく確認していきましょう!
「信用」と「信頼」、それぞれの言葉の意味が明確に理解出来れば差も見えてきますからね^^
信用と信頼の意味
信用の意味
「信用」というのは、主に過去の実績等に基づいて得られるものです。
これまでの評価や証拠がなければ信用されるということはほとんどありえません。
例えばですが、よく知らない人のことをいきなり「信用しろ!」と言われても無理がありますよね。
「この人は今までとても優秀な成績を残している」「この商品は非常に高い評価を得ている」など、何かしら信用に足る要素があって始めて成り立つものといえるでしょう。
信頼の意味
「信頼」というのは、その人の人間性などを見た上で「頼りにしても良いだろう」と信じることを言います。
つまり相手の“これから”に対して期待する気持ちの表れですね。
なんとなくですが「この人なら大丈夫!」と感じさせてくれる人っていますよね。
そんな相手の未来を信じ、期待する気持ちを寄せることを信頼と言います。
信用と信頼の意味の差
信用と信頼の意味の差は、物理的なものと精神的なものであると考えると分かりやすいかもしれません。
信頼→未来のことを信じること
信用はこれまでの結果と言えるものがなければ得ることは出来ません。
しかし信頼は精神的な気持ちでも成り立ちますので、「大丈夫だろう!」と信じてもらえれば過去の実績がなくても成立します。
なんだか分かりにくいかもしれませんので、一つ例を出してみましょう。
この場合、企業であれば、信用に足る人物であるか調べなくては貸せません。
当然のことながら返済能力のない人間とは取引出来ませんからね。
でも例えば友人の場合。
過去の言動から信用に足る人物とは言えない。
でもこれからは変わると言っている。
ならばその言葉を信じて貸そう!ということが成り立つのです。
前者のが「信用」、後者のが「信頼」となります。
信用取引という言葉はあっても、信頼取引という言葉はありません。
信頼関係とは言っても信用関係とは言いません。
信用というのは気持ちだけでは成り立たないのですね。
逆に根拠なしの気持ちだけでも成り立つのが信頼と言えるでしょう。
なんとなく、2つの言葉の差が見えてきたのではと思います^^
信用と信頼の使い方
信用と信頼はどのような使い方をするのでしょう?
差が分かりやすいように、例文とともにあげていきたいと思います。
信用の使い方
信用は証拠のある何かに基づいて信じることを言います。
したがって例文としては下記のような感じになります。
信用の例文
・期限に間に合わせないと信用を失ってしまう
・彼の発言にはしっかりとした根拠が述べられているので信用に値する
信頼の使い方
信頼は未来に対して期待する気持ちを指します。
例文としては下記のような感じです。
信頼の例文
・彼には特別優れた実績はないが、何事にも一生懸命取り組むので信頼したい
・彼女とはこれから信頼関係を築いていきたい
信用と信頼の使い方の差
信用できるかできないかというのは、過去の行いに基づいて判断することが多いです。
したがってよく分からないけど事柄に対して信用するというような使い方はほとんどしません。
一方信頼は精神的なものが大きく、特別根拠がない場合でも使われます。
これからに期待する気持ちなので、直感的に信頼出来ると感じたなどという使い方も可能ですね^^
信用と信頼の英語
信用と信頼は英語でどのように表わすのでしょうか?
こちらからもこの2つの言葉の違いを感じることが出来ますので、順に見ていきましょう。
信用の英語
【信用:credit(クレジット)】
信頼の英語
【信頼:trust(トラスト)】
信用と信頼は英語でも違う
信用と信頼はそれぞれ英語でcreditとtrustと言います。
英語でのこの2つの言葉の違いを感じてもらうには、「クレジットカード」で考えてもらうのが分かりやすいかもしれません。
クレジットカードというのはご存じの方が多いと思いますが、これは信用があってこそ作れるカードです。
クレジットカードの作成には審査があったりしますからね。
その一方でトラストカードなんていうのは聞いたことがないですよね。
それもそのはず。
根拠なしの信頼だけでお金を扱うカードを作るなんて中々おそろしい話ですからね。
そう考えると信用(credit)と信頼(trust)のニュアンスの差が、英語でも感じられるのではないでしょうか?
日本語で理解しにくい場合は英語などで考えて見るとヒントになることもありますよ^^
信用と信頼という言葉について
信用と信頼という言葉は、似ているようでその意味が異なります。
使われる場面によっては不適切な場合もあるので意識していきましょう。
場合によっては「信頼」してもらうために「信用」が必要になるでしょう。
「信用」があるからこそ「信頼」してもらえることもありますよね。
悩んだ時は一度その意味をじっくり考えてみてください^^
「信用」と「信頼」の違いまとめ
【信頼】これからの未来に期待し信じること。
似たような言葉の違いって難しいですよね。
より深く理解して信用と信頼を使っていけるといいですね^^
・次女と二女の違いは?書類や結婚式、婚姻届での正しい使い分け
・おすすめの動画配信サービス(VOD)は?自宅時間を楽しくするならこれ!
・食材宅配サービス『らでぃっしゅぼーや』初めての利用方法!登録の仕方と気になるポイント!
コメント