喪中はがきのマナーとして相手も喪中の場合どうする？喪中同士のやりとりとは

喪中はがきのマナーとして、喪中同士のやりとりはどうすべきなのでしょうか？
相手から先に喪中はがきが届いた場合、こちらからも喪中はがきを出すべきなのか悩んでしまいませんか？

こういった場合のマナーは意外と知られていないですよね。
ですが知らないといざという時どのようにして良いのか分からず困ってしまうかもしれません。

双方が喪中の場合の喪中はがきのやりとりについてのマナーをまとめてみました。
知らない方は１度目を通して見て下さいね。

喪中はがきのマナーとして相手も喪中の場合はどうする？

自分も相手も喪中の場合、先に相手の方から喪中はがきが届いたら自分も出すべきなのか悩むことがあるかもしれませんね。
このように双方が喪中というケースは十分にありえますし、知っていないと対応しづらいです。

しかしながら喪中はがきの意味をしっかりと理解していればこのような場合でも悩むことはありません。

おそらく相手から喪中はがきを受け取った際に自分も喪中はがきを出すかどうか悩んでしまう理由として、「お互い喪中なのだから、相手から喪中はがきが届いた時点で年賀状はどちらも出すことがないと確定した」と認識してしまうことがあげられるのではないでしょうか？

しかしこれは大きな間違いなんですね。
自分も喪中であるから「相手から喪中はがきが届いた＝年賀状のやりとりは行われない」ということではないのです。

喪中はがきの意味とともに、どういうことなのか確認していきましょう。

喪中はがきは喪中同士の場合どうする？目的から考えてみよう

喪中はがきを出すことの意味はご存じですか？

喪中はがきは、自分が「喪中なので年賀状は出せない」ことをお詫びの気持ちも込めて知らせるものです。
おそらくこれは多くの方が認識していることかと思います。

しかしながら勘違いしてはいけないのは、相手から年賀状が来ないと確定しただけであって自分が出す必要はないということにはならないという点です。
相手の方は喪中はがきを出しているので年賀状を出さないでしょうが、喪中はがきを受け取ったことと、こちらが喪中で年賀状を出さないということは全く別問題です。

一般的には気遣いから喪中はがきを出している方には年賀状をひかえる傾向にあります。
しかしながら「気遣いで年賀状をひかえる」のと、「喪中なので年賀状は出せませんというお詫びの気持ちを伝える」のは全く別の行為ですよね？

ですから相手の方からすれば、たとえこちらが喪中だということを知っていたとしても、年賀状を出さないかどうか、つまり引き続き喪に服しているかどうかは喪中はがきを受け取っていない以上分からないわけです。

身内を亡くした人は自動的に喪中になるという認識が、相手から喪中はがきが届いたらこちらからは喪中はがきを出さなくても良いのでは？という考えを生みます。
喪中はがきを出していない以上、もしかしたら強い悲しみからは立ち直ったので喪明けとして年賀状を送るという判断をした、という場合もありえることを覚えておきましょう。

喪中はがきは喪中の人にも出すべきなのか？

喪中はがきは喪中の人にも出すべきなのでしょうか？

たとえ相手から先に喪中はがきが届いたとしても、こちらからもきちんと喪中はがきは出すべきです。
年賀状を送らないことをお詫びするのが喪中はがきの狙いなのですから、当然こちらからもお伝えするのが筋ですよね。

「相手の方が年賀状を出さないことをお詫びする」気持ちと、「自分が年賀状を出さないことをお詫びする気持ち」は別物です。
相手の方は喪中はがきで気持ちを伝えて下さっているのに、こちらは年賀欠礼のお詫びを申し上げないなんて失礼な話だと思いませんか？

喪中はがきそのものの目的や意味は同じかも知れませんが、それはあくまで出した側の人の気持ちです。
「相手が喪中である＝年賀状を出すのは控える」のが一般的なマナーのように認識されているので喪中はがきのやりとりに疑問を抱きやすいのかもしれませんね。

しかし喪中はがきを出すというのは自分の気持ちを書状に託して送るということなのです。
相手が喪中はがきを送ってきたことは、自分の気持ちを伝えなくて良い理由にはなりませんよね。

相手から喪中はがきが届いたかどうかに関わらず、自分が喪に服しているのであればマナーとして喪中はがきは出すようにしましょう。

まとめ

喪中はがきは毎年出すというわけではないのでそのマナーに関して悩んでしまうこともあるかもしれませんね。
喪中はがきとは一体何を伝えるためのものなのか、という点をしっかり理解しマナーに則した対応をしましょう。

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