防災の日に行われることの多い引き取り訓練ですが、その目的を知っていますか?
もしかしたら訓練だからなんとなくこなしている、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
しかし引き取り訓練とは実際の災害時に活かせるよう行ってこそ意味があります。
子どもの安全のためにも今一度引き取り訓練の意味を確認し、訓練に臨んでみて下さいね。
防災の日の引き取り訓練のねらいはどこにある?
防災の日等に行われる引き取り訓練のねらいとは一体どこにあるのでしょうか?
引き取り訓練に限りませんが、実際に災害が起こったときもスムーズに対応できるように日頃から訓練しておくことに意味がありますよね。
ですから引き取り訓練というのは実際の災害時を想定して、車や自転車でのお迎えが禁止とされている場合が多いです。
災害が起こったときは車や自転車はもちろん公共交通機関も使えない可能性が大ですから。
道路に瓦礫が落ちていたり土砂の噴出等も考えられますからね。
本当に災害が起こったときは訓練時よりさらに大変になることを考えれば、1度家や職場から子どもを迎えに行くのがどの程度大変なのか知っておくの大事ではないでしょうか?
引き取り訓練というのは少々大変な訓練ではありますが、災害時少しでも速やかに子どもを迎えに行けるのであれば十分意味があるかと思います。
引き取り訓練の目的とは何か?
引き取り訓練では、迎えに行く最中はもちろん、子どもと徒歩で帰ることによって危険な箇所等を確認する目的もあります。
普段大人が子どもと同じように通学路を通うという機会はない人が多いですからね。
学校によっては危険箇所をプリントに記入して提出というところもあります。
危険箇所をあらかじめ知っておくことにより、子どもが自分の身を守ることにも繋がるかもしれません。
このようなことを自発的に行うことはあまりありませんし、そのような意味でも引き取り訓練は良い機会になっているのではないでしょうか。
災害時迅速に対応し子どもを迎えに行くだけではなく、危険箇所の把握により命を守ることにも繋がっていると思えば、とても意味のある訓練だと分かるのではないでしょうか。
引き取り訓練に意味はある?実際に役立つのか
引き取り訓練の目的を知った上でも、訓練することに意味はあるの?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
訓練と実際の災害というのは全然違いますし、その気持ちも分からないわけではありません。
しかしながら1度でも引き取り訓練を行っているのといないのとでは全く違ってきます。
まず災害時に「このようにして子どもを学校に迎えに行かなければならない」ということが保護者の方に認識されていますよね。
当然、どうすればいいの?と混乱する方ばかりの時よりスムーズに子どもを引き取ることが出来ます。
確かに実際酷い災害が起こったら確認した通学路が通れない可能性などは大いにありますし違う選択をしなくてはならないかもしれません。
ですがそのような場合も結局は訓練している方のほうが迅速に対応出来ると思いませんか?
本当に災害になれば子どもは不安や恐怖でいっぱいです。
そんな時速やかに保護者が対応し、少しでも安心させてあげられるのであれば訓練は決して無意味ではないですよね。
例えば発表会のリハーサルや練習が日頃から行われているのは本番を成功させるためです。
いきなり本番でやれと言われて上手くいくはずがありません。
引き取り訓練もそれと同じで確実に意味があるものでしょう。
無意味などと思わずに積極的に取り組んで下さいね。
まとめ
防災の日の引き取り訓練にはしっかりとした目的や意味があります。
少々大変な訓練ではありますが、嫌がらずに真剣に取り組んでみて下さいね。
実際災害が起こったときにはきっと役立つはずですよ。
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