ホワイトデーの由来と起源はどのようなものでしょう?
ホワイトデーという日は認識していても、詳しいことはよく知らなかったりしますよね。
そもそもの始まりはなんなのか、なぜ「ホワイトデー」と言うのか。
気になるポイントについてまとめてみました。
海外のホワイトデー事情についても触れているので、興味のある方は読んでみて下さいね^^
ホワイトデーの由来と意味
ホワイトデーの由来と意味はどのようなものでしょう。
毎年3月14日はバレンタインのお返しをする日というイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
実際、ホワイトデーはお菓子業界がバレンタインのお返しを提唱したのがきっかけと言われています。(諸説あるので後で詳しく説明しますね。)
ですから意味としては、『バレンタインのお返しの日』で間違いありません。
今や誰でも知っているような『ホワイトデー』ですが、どうしてここまで広く知られ定着するようになったのでしょうか?
続いてその辺りも確認していきましょう。
ホワイトデーが定着したのはなぜ?
ホワイトデーがここまで定着したのには、日本人の性格というか国民性のようなものが大きく関係すると思われます。
日本では何かを貰ったら、お返しもしくはお礼をするというのが一般的ですよね。
ある種の習慣のようなものです。
この考え方が、『バレンタインにチョコを貰ったらホワイトデーにお返しする』というのを定着させることに繋がったのでしょう。
ホワイトデーが提唱され始めたときに、「貰ったのだから返さなければ」と実行に移す人が一定数いなければ現在のようにはなっていないでしょうから。
何にせよ頂いた物のお礼をするというのは良いことですので、バレンタインとホワイトデーがセットで認知されるのは良いことではないでしょうか^^
ホワイトデーの名前の由来~ホワイトの意味とは?~
3月14日を『ホワイトデー』と言いますが、この『ホワイト』というのは何を意味するのでしょう?
名称の由来についてはご存じない方も多いと思います。
こちらも諸説あるのですが、一つ一つ確認していきましょう。
あるものの色から
ホワイトデーのホワイトは、砂糖やマシュマロの色から来ているという説があります。
どちらもパッとイメージしたときに白を思い浮かべますよね。
とても単純な理由ですが、お菓子業界がお返しを提唱していることから「ありえるかも?」という気もします。
「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」
ホワイトには、「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味があるそうです。
ですからそこからホワイトデーと名付けたとか。
確かにホワイトデーは「幸せな恋愛イベント」というイメージもありますので、合っていると言えるかもしれませんね。
必ずしもハッピーとは限りませんが、幸せを願うということならぴったりだと思います。
「純潔」や「純粋な愛のシンボル」
白というのは「純潔」や「純粋な愛のシンボル」を連想するものとも言われているそうです。
これはバレンタインのお返しをする日に相応しいとして、決められたのだとか。
ちなみに決まる前は「クッキーデー」や「フラワーデー」など、海外の風習にならった名も検討されていたようです。
ホワイトデーの起源
ホワイトデーの起源はどのようなものでしょう?
実はホワイトデーの起源というのは諸説あるのですが、その歴史は意外と浅いものです。
さっそく日本生まれと言われるホワイトデーの起源を順に見ていきましょう。
石村萬盛堂
「石村萬盛堂」は、黄身餡をくるんだ白いマシュマロ菓子の「鶴乃子」が有名な福岡市の老舗です。
その「石村萬盛堂」の社長さんが、雑誌に掲載されている「バレンタインのお返しにせめてマシュマロでも渡してほしいという」というような文章を目にしたのがきっかけだとか。
当初は1978年に「マシュマロデー」として、チョコ餡を包んだマシュマロを考案し売り出していました。
(“君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しする”という意味で)
後にこのキャンペーンを拡大するため、百貨店側からの申し出により名称を「ホワイトデー」に変更したそう。
不二家
お菓子業界でバレンタインのお返しをする日を作っては、という話が出た頃、不二家も「リターン・バレンタイン」という名称でお返しを販売するようになりました。
1973年にエイワと協力して3月14日にマシュマロを販売するキャンペーンも開始しましたね。
マシュマロは今でこそお返しとしては「嫌い」という意味になると言われていますが、「石村萬盛堂」のさんの説でも分かるように、昔は「あなたの愛(チョコ)を、(マシュマロで)優しく包んで返す」という意味だったそう。
つまりチョコ入りマシュマロは、良い意味でのお返しとして扱われていたことになります。
ただし今ではやはり「嫌い」という意味のがメジャーなので、マシュマロのお返しには注意しましょう。笑
全国飴菓子工業協同組合
「全国飴菓子工業協同組合」が、バレンタインのお返しに「キャンディーを贈る日」としてホワイトデーを定めたそう。
定めたのは1978年で、キャンペーンを始めたのは1980年代なのだとか。
ホワイトデーが3月14日なのは、日本で飴(キャンディー)が誕生したのが14日前後だったことも関係しているそうです。
永遠の愛を誓った日
ホワイトデーはバレンタインのお返しをする日ですが、そのバレンタインはキリスト教司祭であるバレンタイン司祭にちなんで定められています。
3世紀のローマでは、若い兵士の結婚は認められていませんでしたが、バレンタイン司祭は若い男女をかくまい結婚させていました。
しかしそれがバレ、2月14日に処刑されてしまいます。(これがバレンタインの起源)
そんなバレンタイン司祭の殉教からひと月後の3月14日、その男女があらためて永遠の愛を誓い合いました。
少し悲しいお話ですが、ホワイトデーというのは、そこから来ているというお話もあります。
ホワイトデーは海外にもある?
ホワイトデーは日本生まれですが、海外にもそのような文化はあるのでしょうか?
アジアやヨーロッパ、アメリカなどの欧米諸国について見ていきましょう。
アジアの一部にはある
実はホワイトデーというのは、アジアの一部では親しまれています。
中国や台湾、韓国といった国々ですね。
ちなみにお菓子以外にも、アクセサリーや花束などを合わせて贈ることがメジャーなようですよ。
欧米諸国は?
欧米諸国にはホワイトデーという文化はありません。
「ポピーデー」「クッキーデー」「マシュマロデー」「フラワーデー」と呼ばれるようなものはありますが。
ヨーロッパやアメリカのような欧米諸国は、そもそもバレンタインの意味が異なります。
日本では女性が男性にチョコを贈るのが一般的ですが、欧米では男性が女性に、もしくは恋人同士が互いにプレゼントを贈ります。
そのため「お返し」という概念が生まれなかったのではないでしょうか?
ホワイトデーの由来や起源のまとめ
バレンタインのお返しをする日として定められた『ホワイトデー』。
その起源などは諸説あり、どれが最初かというのは実のところはっきりしていません。
お菓子業界が始めたものというところはほぼ間違いなさそうですが。
いずれにせよ頂いたもののお返しをするというのは良い文化ですよね。
バレンタインに何か頂くことがあったら、ぜひホワイトデーには想いを込めた品をお返しして下さい^^
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