自分の描いたイラストを左右反転して確認したことはありますか?
描き上がったイラストを左右反転してみるとなんだか違和感を感じる。
イラストを描いている方なら一度は経験したことがあるかもしれませんね。
かくいう私もその一人です。
完成したイラストを左右反転させるとすごく違和感を感じることがよくありました。
もししたことがないのであれば一度試して見て下さいね。
歪みに気づくことが出来るかもしれません。
しかし出来ることなら反転しても違和感のない美しい絵を描きたいですよね。
反転したときに違和感を感じるのはなぜか、そしてそれはどうすれば改善できるのか。
私の実体験をもとにまとめてみたので参考にしてみて下さいね。
イラストを反転すると歪みがでるのはなぜか?
まずなぜイラストを左右反転した時に違和感を感じるのでしょう?
もともと歪んでいたのか、それとも歪んでいないのか。
これに関しては「もともと歪んでいた。」のだと思って下さい。
ただその歪みに自分が気づけなかっただけなんです。
これは一種の錯覚というか、見慣れたことが原因で歪みに気がつかないだけなんですね。
見え方に悪い癖がついてしまっているんだと思います。
歪んだものが歪んで見えないのは見え方が正しくないということですからね。
しかし見慣れたそのイラストも、左右反転することにより客観的に見ることが出来るようになるのです。
そこでやっとイラストの歪みに気づくことが出来る、と。
もともと他人は客観的にそのイラストを見ています。
つまり反転して自分が歪みを感じるということは、他人から見れば反転せずともそのイラストは歪んで見えることになります。
でも大丈夫です。努力で十分直すことが出来ますからね。
私も昔は反転するとちょっとどころかかなり歪んでいるような絵を描いていました。
ですが今は反転してもそこまで酷い歪みはありません。
ではその歪みを直すために具体的にどうすれば良いのか、どのような方法があるのかを見ていきましょう。
イラストを反転してもバランスが崩れないようにするには?
イラストを反転してもバランスの崩れていない絵が描けるようになるにはどうすれば良いでしょう?
やはりこまめに反転して確認することが大事になってきます。
完成してから反転しても時すでに遅し、というか描き直すのに気力がいりますよね。
せっかく完成したのに・・・、という感じでモチベーションも下がってしまいます。
ですからこまめに反転して、おかしいなと思う箇所をその都度直していきましょう。
おそらく歪んでいるのに分からないというであれば、描き方にもなんらかの癖が付いているのではないでしょうか。
当たり前のように描いている顔のパーツの形が、反転してみると不自然に感じるのであれば、それはもともと形がおかしいのでしょう。
その「おかしい形」を自然に感じるほどの「クセ」が、自分についていると思って下さい。
「良く描けた」つもりでも、本当は「バランスがおかしい」。
まずは反転して歪みに気がつく、そしてその都度修正する。
それを何度も繰り返していれば自分の悪いクセに気づくことも出来るでしょうし、クセが分かればあらかじめその部分を意識して描くことも出来ます。
この積み重ねで自分の「悪い癖」を抜き、歪まない癖をつけましょう。
慣れたら実際に反転させずとも、見て、頭の中でくるっと反転できるようになります。
ちなみに反転させなくとも、利き目を閉じて確認するだけでも歪みに気づけたりするのでおすすめですよ。
私はよくこの方法で確認していました。
まとめ
イラストを反転してみて歪みに気づけただけでも一歩前進です。
悪い癖を直してより一層ステキなイラストが描けるよう努力してみて下さいね。
こちらのイラストの描き方や考え方に関する記事一覧もヒントになるかと思います。
歪みに悩む方は「模写」や「アタリ」に関する記事も良かったら参考にしてみて下さい。
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